レッドブル・レーシングが、2019年のパワーユニットを決定するため、F1カナダGPに導入されたホンダとルノーのパワーユニットの比較作業を開始するなか、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ホンダは大きな改善を果たしたと述べた。
ホンダはカナダでトロロッソの2台のパワーユニットをアップグレードしたが、予選前にガスリーのパワーユニットに問題が発生、旧スペックに載せ替えた。しかしガスリーが予選16番手に終わったこともあり、チームはグリッド降格ペナルティを受けてガスリーのパワーユニットを決勝に向けて新しいものに交換した。
その結果、ガスリーは19番グリッドからのスタートになったものの、ポイント圏内すぐ下の11位でフィニッシュした。
アップデート版パワーユニットのどの部分に改善を感じたかと聞かれ、ガスリーは「すべてだ」と答えたとF1公式サイトが伝えた。
「全体的にパフォーマンスが向上した。バッテリー、エネルギーマネジメントについても良くなった」
「ホンダはパフォーマンスの面で大きく前進したと思う。(フェラーリのパワーユニットを積む)ハースや、(メルセデスのパワーユニットを積む)フォース・インディアをストレートでオーバーテイクすることができた。今年初めてのことだ。だから僕としては好感触を持っている」