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F1 ニュース

投稿日: 2018.06.24 11:31
更新日: 2018.06.24 11:33

トロロッソ・ホンダF1密着:雨でセッティングが進まず、ガスリーはマシンバランスに苦戦

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F1 | トロロッソ・ホンダF1密着:雨でセッティングが進まず、ガスリーはマシンバランスに苦戦

 フランスGP2日目の土曜日、ホンダは金曜日のフリー走行2回目でトラブルが発生したブレンドン・ハートレーのパワーユニットをすべて新しいものに交換した。

 また金曜日の走行で、マイレージがまだ残っていた旧仕様のPUを走らせていたチームメイトのピエール・ガスリーも、予選とレースに向けて、カナダGPのレースで投入した新仕様のPUに積み替えていた。

 現在のF1でPUは動力源であると同時に、マシンを構成する重要な一部になっている。したがって、PUを変えれば、セッティングがまったく同じでもフィーリングが変わってくる場合がある。さらに、PUによって、エンジンの設定を調整しなければならないため、PUを変えたときは確認走行が必要になる。

 ところが、土曜日のポール・リカールは午後1時から開始されるフリー走行3回目が始まってすぐに雨が降り出すあいにくの天候となった。そのため、ガスリーもハートレーも完全なドライ路面でマシンのセッティングとPUのセッティングを確認することができないまま、予選に臨まなければならなかった。

 ハートレーは「スタッフが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、マシンとPUのフィーリングは良かった」と語り、Q1の1回目のアタックではトップ10に入るスピードを見せていた。

 しかし、2回目のアタックで渋滞につかまり、タイムが伸びずに17位に終わり、Q1で敗退した。ただし、この日PUを交換していたハートレーはすでにグリッドペナルティを受けており、最後尾からのスタートが決まっていたため、今回の予選はいわばレースに向けたテストセッションだったともいえる。


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