マクラーレンF1チームはMCL33のパフォーマンス向上に取り組んでいるが、風洞では問題が現れないため、コース上で試行錯誤しながら、空力の問題点を解決するしかない状況であるという。
2018年、マクラーレンは序盤5戦は連続入賞し、コンストラクターズ選手権においてビッグ3チームのすぐ下に位置していたが、その後、他チームに遅れを取りつつあり、3戦連続でノーポイントとなったことで、ランキングも5位に後退した。フェルナンド・アロンソは、この数戦、パフォーマンスが低下する一方だと述べている。
チーフエグゼクティブのザック・ブラウンは、空力の問題点を特定しているものの、それが風洞では表れないため、解決に手間取っていると語った。
「問題があるエリアを特定した。空力の問題だ。風洞では問題は表れないので、風洞で問題を解決することができずにいる。問題の再現ができないからだ」
そのため、マクラーレンのエンジニアたちは、レースウイークエンドのプラクティスにさまざまなウイングやフロアを使い、実験を行わざるを得ないという。
「他のチームはプログラムに従って開発を進めているが、我々は問題解決に取り組まなければならない状況だ」とブラウン。
「どういった部分に問題があるのかは特定した。だが解決法はつかめていない」
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