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F1 ニュース

投稿日: 2018.06.29 12:45

F1オーストリアGP木曜会見:2019年の去就に笑顔で返す2人「好きなように書いていいよ」

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F1 | F1オーストリアGP木曜会見:2019年の去就に笑顔で返す2人「好きなように書いていいよ」

 第9戦オーストリアGPの木曜日の会見に招かれたのは、ダニエル・リカルド(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、セルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)の4人。前戦フランスGPの勝者もいなければ、母国グランプリで接触した3人のフランス人ドライバーもいない会見にも関わらず、会見は意外なほどにヒートアップした。 

 その理由はこの中の2人の来季の去就が、いま注目されているからだ。それはリカルドとライコネンだ。

 まず質問はライコネンに集中した。フランスGP直後に、イギリスのスカイ・スポーツが「フェルナンド・アロンソが2019年にインディに転向した場合に備えて、マクラーレンがリカルドとともにライコネンを候補に挙げている」と伝えたからだ。

 まずはその件に関して、ストレートな質問が飛ぶとライコネンは通常モードで次のように答えた。

「どうだろう、わからないよ。確かに僕は2007年にフェラーリで終わりにするって言ったことがあるけど、そうはならなかった。それが今もまた、同じ状況になっている。でも、このあとどうなるかは誰にもわからない。それは自分も含めてね。もう少し、様子を見ようよ」

2018年F1第9戦オーストリアGP キミ・ライコネン
2018年F1第9戦オーストリアGP キミ・ライコネン

 すると別の記者たちが手を替え品を替えて、本音を聞き出そうと、ライコネンを質問攻めにする。そのひとりが、『マクラーレン入り』の噂を流したスカイ・スポーツの記者だった。

「あなたか、あなたの代理人がマクラーレンと接触したことはあるのか?」と質問すると、ライコネンはこう答えた。

「そりゃ、彼らと話したことぐらいあるよ。でも、それはかなり前にことだ。僕にとって、そういうナンセンスな質問には興味はまったくないね」

 数年前のライコネンなら、この手の質問が飛ぶと不機嫌になるところだが、いまのライコネンは笑顔で返す余裕があった。

 すると同じ記者が「だれか話はしたんですか?」とさらに突っ込む。驚いたのは、その質問にライコネンが笑みを浮かべて次のように返した。

「そんなに知りたい? だろうね。でも、教えられないから、好きなように書いていいよ。どうせ、あなたたちは僕たちの答えなんかに関係なく、事実であろうとなかろうと、自分たちが書きたいように書くわけでしょ。イエスでもノーでもお好きなように、ハハハッ」

 すると別の記者が、その勢いで、来季についてなかなか口を割らないリカルドに向かってこんな質問を投げかけた。

「もしあなたが理想のチームメイトを選ぶとしたら、だれですか?」


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