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F1 ニュース

投稿日: 2018.06.30 09:00
更新日: 2018.06.30 11:34

F1 Topic:トロロッソ・ホンダがコンスタントに入賞するために必要なこと

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F1 | F1 Topic:トロロッソ・ホンダがコンスタントに入賞するために必要なこと

 第7戦カナダGPのレースでフォース・インディアとハースをオーバーテイクするパフォーマンスを見せたトロロッソ・ホンダ。しかし、第8戦フランスGPでは一転、ストレートスピードに悩み、ブレンドン・ハートレーはザウバーのマーカス・エリクソンを抜けずに14位に終わった。

 この2戦はホンダが投入した新しい仕様のパワーユニットにも問題があったために、その遅い原因についてはあまりクローズアップされなかったが、フランスGPの後のトロロッソ・ホンダはこの失速を深刻にとらえており、オーストリアGPのフリー走行ではさまざまなメニューを用意して、セットアップの確認を行っていた。

 しかし、最近のトロロッソを見ていると、レースを戦う上で、トップチームに比べると中小チームであるがゆえの悩みが見え隠れしている。

 例えば、フランスGPのフリー走行中の取材ではピットレーンではなく、ピットウォール側で行うシステムとなっていたため、珍しくサインボードを撮影することができた。その様子を撮影をする際に気づいたのだが、トロロッソはサインボードを出していなかった。これはトロロッソだけでなく、トップ3チームとマクラーレン以外の5チームも同様だった。

メルセデスのサインボード
マクラーレンのサインボード

 この件をあるチーム関係者に聞くと、「ガレージで作業できるパスを持っている人間に限りがあり、フリー走行中はピットウォールに出て仕事をしている余裕がないから」だと説明した。

 もちろん、いまは高性能な無線があるため、サインボードがなくても、直ちにコミュニケーションを取ることに困るわけではないが、無線に問題が発生した時や、レースに向けた準備ができないという意味では、まったく弊害がないわけではない。


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