ホンダの長谷川祐介F1総責任者は、ライバルであるエンジンサプライヤー、ルノーが驚くべきペースで進歩しており、まだホンダとルノーの間には大きな差があると認めた。
今季、マクラーレン・ホンダは確実にグリッドポジションを上げ、ウイリアムズ、フォース・インディア、トロロッソとトップ3に次ぐ位置を争っている。しかし、長谷川氏は、いまだホンダはパワーユニットの序列で言えば最下位であり、ライバルに追いつくまでには長い道のりがあると述べた。
「私たちはナンバーフォーだ」と、彼は英AUTOSPORTに語っている。「メルセデス、フェラーリ、ルノー、そしてホンダということだ。まだルノーとの差もかなり大きい。実際、彼らの進歩の速さには驚かされている。ルノーはとてもいい仕事をしてきたと思う」
「来年はメルセデスと同等のレベルに到達することを目標にしている。現時点では、それが可能かどうか私にはわからない。だが、それが私たちの目標だ」
現在のエンジンレギュレーションは、少なくとも2020年まで、基本的には変更されないことになっている。長谷川氏はこの期間が満了する前に、F1のパワーユニットは全社ほぼ対等になる可能性があることを示唆した。
「あらゆる面で(メルセデスと)同じレベルに達するには、まだあと2~3年は必要だろう。そして、メルセデスも進歩を続けている。ただ、技術的な見地から言えば、私たちとのパワー差に関して、メルセデスにはもうあまり改善の余地が残されていないはずだ」
「分析によれば、彼らの示す数値には驚くべきものがある。数字の上から言うと、(ホンダも進歩しているのに)パワーの差は今シーズンの初めから変わっていない」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています