マクラーレン・レーシングのCEOザック・ブラウンが、チームは今大きな問題を抱えており、状況を好転させるためには組織の立て直しが必要であると語った。
4日、マクラーレンはレーシングディレクターであるエリック・ブーリエの辞職を発表するとともに、いくつかの組織変更について明らかにした。マクラーレン・レーシングのCOO、サイモン・ロバーツが製造、エンジニアリング、ロジスティクスの監督を行い、アンドレア・ステラがパフォーマンスディレクターとして、トラックサイドオペレーションの責任を担うことが決まった。また、元CARTシリーズのチャンピオンであるジル・ド・フェランが新設されたスポーティングディレクターのポジションに就くことも発表されている。
水曜に記者会見を行ったブラウンは、ブーリエの辞職について次のように語った。
「エリックの辞職に驚きはなかった。私はこれまでチームと長い時間を過ごし、エリックとも多くの時間を過ごした。彼のことは昔から知っているのだ」とブラウン。
「あまりにも長く不調が続き、我々には大きなプレッシャーがかかっていた。どうすればマクラーレンを改善することができるか、どうすることが最善の道なのかを、エリックとは何度も話し合った」
「我々と同様に、彼はマクラーレンにとって最善のことをしたいと考えている。最終的に彼がこういう決断を下したことに、驚きはなかった。我々が今抱えている課題とそれについての対策に関し、今まで話し合ってきたからだ」
ブラウンは、Sky Sportsに対し、ブーリエは3日の夜に直接辞意を示し、それを受け入れたと述べている。