7月8日現地時間午後2時10分、イギリスGP決勝が行なわれた。朝から快晴で気温は25度、路面温度52度という暑いコンディションになった。
フリー走行3回目のクラッシュで予選不出走のブレンドン・ハートレーはモノコックを交換し、ICEとMGU-Kも新品に換えてピットレーンからスタート。ウイリアムズ勢もリヤウイングとTウイングを予選とは異なるスペックに交換したためピットレーンスタートとなり、グリッド上には17台しか並ばない珍しい状況となった。
ハートレーはグリッドに向かうレコノサンスラップでトラブルが起き、ガレージに入って修復作業を行なうこととなりギリギリでコースに送り出したもののピットに戻った。
トップ10は全車がソフトタイヤ、それ以下ではルノーの2台とランス・ストロールがミディアム、それ以外はソフトタイヤをスタートに選んだ。
スタート加速で首位に躍り出たのはセバスチャン・ベッテルで、ルイス・ハミルトンはターン1でややワイドになりその間にバルテリ・ボッタスが2番手へ浮上、そしてターン3でタイヤをロックさせたキミ・ライコネンがハミルトンに追突するかたちになりハミルトンはスピンして最後尾へ後退。ターン1ではルノー勢に挟まれ行き場をなくしたセルジオ・ペレスがスピンを喫している。
これで上位は首位ベッテル、2番手ボッタス、3番手マックス・フェルスタッペン、4番手ライコネンは接触に対して10秒加算ペナルティが課された。
5番手ダニエル・リカルド、6番手ニコ・ヒュルケンベルグ、7番手シャルル・ルクレール、8番手エステバン・オコンで、ハミルトンは9周目にはオコンを抜いて8番手、10周目には6番手に上がった。10番手以下はカルロス・サインツJr.、ケビン・マグヌッセン、フェルナンド・アロンソ、ピエール・ガスリー、ロマン・グロージャンと続く。