レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2018.07.19 13:03
更新日: 2019.01.07 12:41

F1イギリスGP技術解説:メルセデスに対抗すべくフェラーリが投入した新型フロア

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | F1イギリスGP技術解説:メルセデスに対抗すべくフェラーリが投入した新型フロア

 F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズがイギリスGPの週末に見つけたフェラーリの注目アイテムを紹介、分析する。

■車両開発が激化するフェラーリ対メルセデス

熾烈な車体後方部の開発

 今季のタイトルを争うメルセデスとフェラーリが、車体の改良でも激しい競争を繰り広げている。メルセデスが大幅なアップグレードを投入したオーストリアGPの1週間後のイギリスGPに、フェラーリは車体後部に焦点を絞った新パーツを持ち込んだ。

 フロア、ディフューザー、エンジンカウル、整流板、すべてが新たにデザインされたのである。

フェラーリ:新フロア(上)と、旧フロア(下)

 まずフロアだが、すでにスペインGPで変更を施していたオーストリアGPまでの仕様は、フロアの端に2本の長い切れ込みが入り(黄線)、剛性確保のために真ん中に補強が入っていた(白矢印)。

 それが新仕様では後半の切れ込みが3本になり、補強も2箇所に増えている。これらの切れ込みはフロア下を流れる高速の気流に、車体上部の低速気流ができるだけ干渉しないようにする工夫である。

フェラーリ:旧フロア(左)と、新フロア(右)

 さらにリヤタイヤのすぐ前に刻まれた何本もの溝は、リヤタイヤが起こす乱流を整えることが目的だ(黄色矢印)。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース

本日のレースクイーン

AUTOBACS/大阪オートメッセ2024
一之瀬優香(いちのせゆうか)

F1 Photo Ranking

フォトランキング