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F1 ニュース

投稿日: 2018.07.26 10:35
更新日: 2018.07.26 11:55

F1 Topic:フェラーリPUが突然パワーアップした理由を、トロロッソ・ホンダF1の田辺TDが考察

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F1 | F1 Topic:フェラーリPUが突然パワーアップした理由を、トロロッソ・ホンダF1の田辺TDが考察

「ストレートでわれわれはタイムを失っている。彼らはストレートでコンマ5秒速い」 

 これはレッドブルやマクラーレンやトロロッソのドライバーたちのコメントではない。F1第11戦ドイツGPの予選後にこの衝撃的な発言をした主は、過去4年間最強のPU(パワーユニット/エンジン)を有し続けてきたメルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフだ。これは決して、冗談でも大げさな発言でもない。

 この直前に開かれたルイス・ハミルトンの記者会見で、ハミルトンは「ぼくたちはストレートでコンマ3秒失っている」と語っていた。その直後に開かれたウォルフの会見で、ハミルトンの発言について感想を尋ねられたウォルフは「もう少し正確に言えば、コンマ5秒だ」と語ったのだ。

 それを物語るのは、ドイツGPの予選結果だ。トップ10のうち5台がフェラーリPUを搭載するマシンだった。これに対して、メルセデスPUはなんとわずか2台。ハミルトンがQ1でトラブルに見舞われていなければ、Q3に進出しただろう。

 しかし、その場合に脱落することになるのはQ2で10番手のセルジオ・ペレス(フォース・インディア)のため、どちらにしてもメルセデスPU搭載マシンの数は変わらなかっただろう。

 じつはドイツGPの2週間前に開催された第10戦イギリスGPでも、予選でフェラーリPU搭載マシンがトップ10のうち5台を占めていた。しかし、フェラーリ勢は1台もイギリスGPで新しいPUを投入していない。一番新しいPUをフェラーリ勢が投入したのは第7戦カナダGP(フェラーリ)と第6戦モナコGP(ハース、ザウバー)だ。

■田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクターの見解


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