フィアット・クライスラー・オートモービルズのCEO、フェラーリの会長およびCEOを務めたセルジオ・マルキオンネが死去したことが、25日、発表された。66歳だった。
21日、フィアット・クライスラーとフェラーリは、マルキオンネの健康状態が悪く、職務に戻ることが難しいとして、彼の退任と後任人事を発表した。その数日後、フィアット・クライスラーは、マルキオンネが死去したことを明らかにした。
マルキオンネは肩の手術を受けた後、合併症が発症したといわれている。
2004年、フィアットのCEOに就任したマルキオンネは、同社を破綻の危機から救い、立て直しに成功した。その後、クライスラーを傘下に収め、2014年にはフィアット・クライスラー・オートモービルズを誕生させた。
自動車業界において大成功を収めたマルキオンネは、2014年にフェラーリのトップの座に就いた後は、F1においても大きな影響力を発揮していた。
■マルキオンネの突然の訃報に、F1界から哀悼の声が相次ぐ
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