マノーのレーシングディレクターであるデイブ・ライアンは、ザウバーが投資ファンドから財政支援を受けたことにより、現在のコンストラクターズランキングの維持が困難になると考えている。
第9戦オーストリアGPで10位に入賞したパスカル・ウェーレインによって、マノーは現在10位の座についており、今のコンストラクターズランキングでシーズンを終えることができれば、来年に向けてかなりの額の賞金を獲得することができるだろう。
しかし、ランキング11位につけているザウバーが金融・投資企業のロングボウ・ファイナンスから財政援助を得たことで、資金難に喘いでいたチームがついにマシンにアップデートを施すことができるようになった。そのため、ランキング10位をめぐる戦いはより激しくなるだろう。
「まず何より、ザウバーの資金難が解決されたことはF1にとって素晴らしいことだ。彼らは長い間多くの経験をしてきた。そしてかつていた位置に戻るために懸命に働いていたんだ。現在の彼らは明らかに後退してしまっている」とライアンは語った。
「F1に関するあらゆる観点から見て、これはいいニュースだ。我々にとってはライバルチームが潜在的な競争力を増し、自分たちの仕事が大変になっただけだがね」
「残りのシーズンは獲得したポイントを守り切り、彼らに追い越されないようにしなくてはいけない」
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