ルイス・ハミルトンは、2016年シーズンはキャリアで最も難しいシーズンであり、今季のF1タイトル獲得は、これまでの3度のタイトルよりも価値のあるものになると考えている。
ハミルトンは今シーズン、信頼性の欠如に悩まされている。結果としてスペインGP終了時点では、チームメイトであり、ライバルでもあるニコ・ロズベルグに43ポイントもの差をつけられていた。その後は7レース中6レースで勝利し、サマーブレイク前には19ポイント差での逆転に成功。しかしオーストリアGPでターボチャージャーとMGU-Hが使用可能な上限数の5基に達したため、今後は1レースで複数のペナルティを受ける覚悟で、シーズン最後まで戦えるだけのコンポーネント数を確保するという。
「(他のシーズンでも)好調と不調を繰り返したことはあるが、とくに今季は困難だ。僕が集中できていないとか、トレーニングや時間が足りないということが原因ではなく、外的要因によるものだからね。だけど、本当に良い経験になっているし、気持ちも強く保てているから、何が起きても対応できる」
今シーズンの難しさがタイトルをより価値のあるものにするかと聞かれると、ハミルトンは「そう思うよ」と答えた。
1 2
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています