マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、F1テクニカルレギュレーションが大きく変更される2017年、最も注目すべきライバルとしてレッドブル・レーシングを挙げた。
来季F1カーにはワイドなウイングとタイヤが導入され、サーキットによってラップあたり今より3秒から6秒速くなることが見込まれている。
ブーリエは、来年の規則変更を、マクラーレンがトップグループに追いつくためのチャンスととらえているが、大きな飛躍を遂げるであろうライバルとして、レッドブルを最も恐れていると語った。
「他のどのチームよりもレッドブルを恐れている。彼らにはマシンを開発する能力があると分かっているからだ」とブーリエは語った。
マクラーレンは現行の規則の下で進歩してきているが、規則がリセットされてもその勢いがそがれることはないと、ブーリエは述べた。
「一からスタートを切ることができるというのはいいことだ」
「我々にはいい仕事ができる力がある。それは分かっている。変化に向けて努力してきた。いいマシンを作る能力が自分たちにあると信じている。それによって(トップとの)ギャップをさらに縮めることができるかもしれない」
「新しい時代を迎える。今はサイクルの終盤であり、ありとあらゆる面においてパフォーマンスを微調整しようとしている」
「来年は空力面が変わり、ウイングやフロアが大きくなる。何かを見つけようとするたびに、それが大きなゲインになる」
フェルナンド・アロンソは、来年のマシンが今のF1に自分が感じている不満を解決するものでなければ、F1から引退するかもしれないと示唆している。
ブーリエは、ダウンフォースの向上により高いコーナリングスピードを生む来年のマシンに、アロンソは満足するはずだと語った。
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