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F1 ニュース

投稿日: 2018.08.16 07:00
更新日: 2018.08.15 16:14

ホンダエンジン搭載を決断したレッドブルに対しクルサードは「不都合な点は見当たらない」

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F1 | ホンダエンジン搭載を決断したレッドブルに対しクルサードは「不都合な点は見当たらない」

 元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、レッドブル・レーシングが2019年からパワーユニットサプライヤーをルノーからホンダへ変更するとした決断に誤りはないとの見方を示した。

 レッドブルがホンダ製パワーユニットを使用するとした決断に対し、F1ファンの間では大きな議論が巻き起こっている。

 2015年にF1へ復帰したホンダは、これまでパワーユニットの性能や信頼性の面で苦戦を強いられていることから、関係者やファンの多くがレッドブルの動きはリスキーなものであると考えている。

 しかし、4年間に渡りレッドブルからF1に参戦していたクルサードは、レッドブルがリスクを冒すだけの価値はあるとの考えを示した。

 クルサードはCrash.netに対し、「(現状の)ルノーとの関係性や、2020年以降に(レギュレーションなどを含め)状況がどうなるか分からないという不確実な要素を鑑みれば、レッドブルにとって不都合な側面は見当たらない」と述べている。

「F1においてルノーは偉大な歴史を持っているチームだが、現在、彼らは自分たちのワークスチームをチャンピオンにしようと必死だ。そんな彼らがレッドブルの抜け駆けを許すだろうか」

「将来がどうなるかは誰にも分からないが、いつも同じ素材を使っていたら、同じものしかできあがらない。違う結果を望むのであれば、プロセスのなかで何かを変えないといけないんだ」

 また、クルサードはレッドブルが姉妹チームであるトロロッソを通じて、ホンダの現状について把握できている点も強調した。

 クルサードは、ホンダのパワーユニットが性能と信頼性の両面で発展を遂げていることから、レッドブルの決断はタイムリーなものになるかもしれないと述べている。

「レッドブルはトロロッソから情報を得ており、サプライヤー変更のリスクは少なくなっていると思う。なぜなら他の競合チームを徹底して分析しても、データには不明確なものが含まれるからだ」とクルサードは語った。

「レッドブルはトロロッソからトップレベルのデータを入手でき、(パワーユニットから)どれだけのパワーを引き出せているのか把握できる。そして、ルノーのパワーユニットについても同様だ」

「今後、ルノー(のパワーユニット)がどう進化していくかは誰にも分からないし、それはホンダも同様だ」

「ただし、パワーユニットの開発プランや、これまで費やされた予算などを考慮し、これまでの流れが継続されると仮定すると、ある程度のことは予測できるものだ」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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