セルジオ・ペレスは2019年に向けてフォース・インディアとの契約を延長する見込みであると報じられている。
資金難に陥ったフォース・インディアは、7月末に破産申請を行い、管財人の管理下で活動を続けていたが、8月上旬、ウイリアムズのドライバー、ランスの父ローレンス・ストロールら投資家たちのコンソーシアムがチーム買収を決断。これによりフォース・インディアは解散の危機を脱した。
こういった経緯により、ストロールが2019年にフォース・インディアに加入することはほぼ確実とみられており、現レースドライバーのペレスとエステバン・オコンの去就に注目が集まっている。
そんななか、ペレスが2019年の契約について近々発表すると述べ、フォース・インディアとの契約を延長する見通しになったと、18日、FOX SPORTSが伝えた。
それが事実であれば、オコンはフォース・インディアのシートを失うことになる。オコンについてはルノーに移籍するといううわさがあったが、ルノーはダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグの起用を決めた。
メルセデスのジュニアドライバーであるオコンのシートを探す、メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、マクラーレンに移籍させることを考え、交渉しているともいわれる。フェルナンド・アロンソは2019年にF1活動を行わないことを決め、マクラーレンは後任としてカルロス・サインツJr.と契約を結んだ。サインツのチームメイトはまだ明らかにされておらず、有力候補は、現レースドライバーのストフェル・バンドーンとリザーブドライバーのランド・ノリスであるとみられる。
しかしマクラーレンはノリスをトロロッソ・ホンダに貸し出すことを考えるかもしれない。マクラーレンはトロロッソのテクニカルディレクター、ジェームズ・キーと契約を結んだと明言したものの、レッドブル/トロロッソ側は納得していない。そのため、マクラーレンは、キーの移籍の交渉材料のひとつとしてノリスを持ち出すかもしれないとも考えられている。