レッドブル・レーシングは、2019年、ピエール・ガスリーをマックス・フェルスタッペンのチームメイトに起用することを正式に発表した。
残留すると思われていたダニエル・リカルドが3日、2018年末でレッドブルF1を離脱し、ルノーに移籍することが発表された。これによってレッドブルにできた空きシートに誰が就くのかに注目が集まったが、マクラーレンが16日、フェルナンド・アロンソの代わりに2019年にカルロス・サインツJr.を起用することを発表したことで、レッドブルは現在姉妹チームであるトロロッソ・ホンダで走るガスリーを昇格させることはほぼ間違いないとみられていた。
フランス出身のガスリーは、レッドブルのジュニアドライバーとして2016年にはGP2でタイトルを獲得、2017年、スーパーフォーミュラにフル参戦し、ランキング2位となった。この年のマレーシアGPでトロロッソからF1デビュー、2018年は初のF1フル参戦シーズンとなっている。
トロロッソ・ホンダでガスリーはバーレーンGPにおいて4位を獲得したほか、モナコで7位、ハンガリーで6位と、ここまでで3回入賞、チームのポイントのほとんどを稼いでいる。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ガスリーは現在の若手ドライバーのなかで最もエキサイティングな存在のひとりとして高く評価している。
ガスリーは現在22歳、フェルスタッペンは20歳。レッドブルは2019年、非常に若いドライバーペアを走らせることになる。来年はパワーユニット/エンジンをルノーからホンダに変更することも決まっており、レッドブルにとっては新しいスタートの年になる。