2019年にレッドブル・ホンダに加入することが決まったピエール・ガスリーが、チーム首脳から連絡を受けた際の様子を明かした。また、来季新たにホンダのパワーユニット/エンジンを搭載するレッドブルで走る際に、自分が持つホンダについての知識は役立つと予想している。
5年にわたりレッドブルのジュニアプログラムのメンバーとして活動し、2017年後半からトロロッソで走っているガスリーは、ダニエル・リカルドの後任として、来年レッドブル・レーシングのレースドライバーを務めることになった。
残留確実とみられていたリカルドがサマーブレイクに入った直後に来季ルノーへの移籍を明らかにした。これに伴い、レッドブルはマックス・フェルスタッペンのチームメイトを選定するプロセスに入り、後半戦がスタートする直前にガスリーの昇格を決めた。
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコから知らせを受けたというガスリーは、その時のことを詳しく明かしている。
「(8月上旬に)ドクター・マルコから電話があって、ダニエルがルノーに移籍すると知らされた。これから2019年のドライバーを決めるが、急ぐつもりはないから、サマーブレイクを楽しめ、と言われた」とガスリーはレッドブルによるインタビューにおいて語った。
「だからギリシャでの休暇を楽しんだ。先週、友人たちと一緒に南フランスに戻ってきたら、また彼から電話があった。そして『我々の決定について知らせようと思ってね。2019年にマックスのチームメイトとして君に走ってもらいたい』と言われたんだ」
「電話がかかってきた時、下着姿だった。電話を終えた瞬間に、友人たちに大声で知らせながら家の周りを走って、皆でプールに飛び込んだ」
「ずっと願っていたことだから、本当に興奮したし、うれしかった。気持ちが高ぶって、自分でも何を言っているのか分からず、プールに飛び込んで、友人たちや家族とこのニュースを祝った。皆と一緒にいる時にこの知らせを受けたことがなおさらうれしかった。カート時代から僕を応援してくれた彼らと一緒に祝うことができ、最高の瞬間を味わえたんだ」