2018年F1第13戦ベルギーGPのフリー走行3回目が8月25日(土)に開催され、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。
現地時間12時からのFP3は気温は12度、路面温度は19度、ドライコンディションでスタートした。
序盤、マクラーレンの2台が精力的に走行を重ねる。フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンはポジションを入れ替えながら、予選シミュレーションを行う。お互いのスリップストリームを利用しながら、バンドーンが1分47秒163、アロンソが1分46秒942を記録した。
開始10分、フェラーリの2台がスーパーソフトタイヤでタイム計測を行う。スパ・フランコルシャンを得意とするキミ・ライコネンが1分43秒425でトップに立つ。
開始20分、ルイス・ハミルトンがソフトタイヤでタイムを記録。ライコネンから0.098秒差の2番手につけた。
セッション後半、ベッテルが2本目のスーパーソフトタイヤを投入しタイムアタックし、1分42秒767で2番手につける。続けてハミルトンがアタックし3番手タイムをマーク。上位3台のタイム差はわずか0.064秒となる。
残り16分、ベッテルが2回目のアタックでライコネンを0.063秒上回りトップに浮上。フェラーリが1-2体制を築いた。
セッション残り10分、ケメルストレートでバルテリ・ボッタスとバンドーンが交錯。行き場を失ったバンドーンはグラベルへはみ出しスピン、ガードレールに接触しマシンを止めた。セッションは赤旗中断となる。このアクシデントについては、セッション終了後に審議が行われることとなった。
セッションは残り2分を残して再開。多くのクルマがコースインしていくなか、ピエール・ガスリーがピット出口でスピンを喫した。しかしガスリーは問題なく走行を続けている。
そのままタイムを更新するドライバーは現れずセッション終了。フェラーリのベッテルがトップ、2番手にライコネンとなる。3番手にハミルトン、4番手にボッタスがつけた。
トロロッソ・ホンダのガスリーは15番手、ブレンドン・ハートレーは16番手となっている。
■2018年F1第13戦ベルギーGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’42.661 | 13 |
2 | 7 | K.ライコネン | フェラーリ | 1’42.724 | 15 |
3 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’42.798 | 10 |
4 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’43.464 | 13 |
5 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’44.048 | 10 |
6 | 3 | D.リカルド | レッドブル | 1’44.479 | 13 |
7 | 16 | C.ルクレール | ザウバー | 1’44.963 | 12 |
8 | 11 | S.ペレス | フォース・インディア | 1’45.341 | 10 |
9 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | ルノー | 1’45.464 | 17 |
10 | 31 | E.オコン | フォース・インディア | 1’45.485 | 13 |
11 | 9 | M.エリクソン | ザウバー | 1’45.536 | 11 |
12 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’45.814 | 12 |
13 | 55 | C.サインツJr. | ルノー | 1’45.925 | 13 |
14 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’46.087 | 12 |
15 | 10 | P.ガスリー | トロロッソ | 1’46.182 | 16 |
16 | 28 | B.ハートレー | トロロッソ | 1’46.259 | 17 |
17 | 18 | L.ストロール | ウイリアムズ | 1’46.502 | 10 |
18 | 35 | S.シロトキン | ウイリアムズ | 1’46.630 | 11 |
19 | 14 | F.アロンソ | マクラーレン | 1’46.942 | 16 |
20 | 2 | S.バンドーン | マクラーレン | 1’47.061 | 14 |