ウイリアムズF1チームからフォース・インディアへとランス・ストロールが移籍することは時間の問題とみられており、彼がシーズン途中で去る場合、現在リザーブドライバーを務めるロバート・クビカに、ついにF1復帰のチャンスがめぐってくるかもしれない。
ローレンス・ストロール率いる投資家コンソーシアムによるフォース・インディアの買収により、多数のドライバーを巻き込んだ椅子取りゲームが始まることになりそうだ。2011年にラリーで重傷を負った後、F1復帰へ向けて驚異的な努力を続けてきたクビカが、ウイリアムズのレースシートを獲得するチャンスに恵まれる可能性も出てきた。
ランス・ストロールがウイリアムズを離れて彼の父親が取得した新生レーシング・ポイント・フォース・インディアに加わるのは間違いなく、それはウイリアムズチーム副代表のクレア・ウイリアムズも認めている。
問題はそれがいつ起こるのかということだ。ストロールはベルギーGP直後の28日、フォース・インディアのファクトリーでシート合わせを行ったと伝えられている。ただ、RaceFansの取材によると、フォース・インディアのスポークスパーソンはイタリアGPではセルジオ・ペレスとエステバン・オコンの現ドライバーラインアップに変更はないと述べたといい、ストロール加入は早くてもシンガポール以降になりそうだ。
ストロールに代わってフォース・インディアを離れるのはオコンであるとみられている。Sky Sportsによると、マクラーレンへの移籍がうわさされるオコンは、サマーブレイクの間にマクラーレンのファクトリーでシート合わせを済ませたということだが、長身のオコンは今季途中からマクラーレンのマシンに乗ることは難しいとのうわさも持ち上がっている。ペレスはすでにフォース・インディアとの2019年の契約を済ませたといわれているものの、Sky Sportsは、ペレスもマクラーレンと交渉を行っていると報じた。