前戦ベルギーGPの優勝で勢いに乗るフェラーリがチームのお膝元モンツァでフロントロウを独占。久々にポールポジションを獲得したキミ・ライコネンだったが、2013年以来の優勝はまたもおあずけとなった。ポイントリーダー、ルイス・ハミルトンが底力を発揮し2018年シーズン6勝目を挙げる一方で、タイトルを争うセバスチャン・ベッテルは、ほぼ自滅に近い形でスタート直後の接触により表彰台すら逃す結果に……。
大きく明暗が分かれたイタリアGPをいつものようにドライバーや関係者のSNSで振り返っていく。
予選ではフェラーリ勢にフロントロウを奪われ、敵地モンツァでの劣勢が予想されたが、やっぱりハミルトンは強かった。ポールからスタートしたライコネンの5年ぶりの優勝を阻み、真っ赤に染まるスタンドのティフォシの夢を打ち砕いてみせた。
イタリアGPで惜しくも優勝を逃したキミ・ライコネンだが、今回の2位表彰台で通算100度目のポディウム登壇となった。100回以上の表彰台経験者はミハエル・シューマッハー、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、アラン・プロスト、そしてライコネンという錚々たるチャンピオン5名。この5人だけでF1通算282勝、ワールドチャンピオン20回というのは驚きだ。
100回目の表彰台を獲得したライコネンの軌跡を映像で振り返る。