事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
・・・・・・・・・・・・・・・
イタリアのメディアによると、セバスチャン・ベッテルの低迷は、彼の個人的な事情が原因となっているという。
アメリカGPの後、ベッテルは以下のように発言している。
「今は僕にとって素晴らしい時期とは言えない。つまり、コース上でも、それ以外でもだ。コース以外の場所での出来事で、あまり上手くいっていないことがあって、何もかもが山積みの状態なんだ」
「このことについては自分自身で掘り下げて、状況を変えていかなければならない。そうできると確信しているよ」
イタリアのメディアはこの発言を、ベッテル自身が個人的な問題を抱えているために出たものだと捉えており、これまでの彼と違い、サーキットで常に憂鬱そうにしていることへの説明がつくとしている。
ベッテルの周囲の人間は、この件についてのコメントを拒否しているが、シーズン後半戦に入ってからの度重なるミスの背景には、より多くの理由が隠されているのかもしれない。
■フェラーリの指摘でメルセデスに痛手
FIAはメルセデスW09のリヤホイールが技術レギュレーションに準じていないと判断し、チームはアメリカGP決勝スタート数時間前に、この部品の変更を強いられた……。
■グロージャンに出場停止の危機
F1第18戦アメリカGPの1周目にシャルル・ルクレールと接触したロマン・グロージャンは、出場停止間際の危機になっている……。