レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2018.10.30 07:00
更新日: 2019.01.07 12:38

F1技術解説:「理想的ではない」ハースの空力開発事情とフェラーリとの関係

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | F1技術解説:「理想的ではない」ハースの空力開発事情とフェラーリとの関係

 F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズが、マシン開発におけるフェラーリとハースの関係について解説する。

————————–

 ハースVF18とフェラーリSF71Hは、いわばいとこ同士のような関係である。ハースはFIA技術規約の許す最大限の範囲で、フェラーリから車体パーツを購入しているからだ。

 VF18の開発はイタリアで行われている。レッドブル、フェラーリでキャリアを積んだ空力部門責任者のベン・アガサンジェルーがマラネロの風洞で空力を開発し、製作されたパーツはパルマにあるダラーラのファクトリーで組み立てられる。その後英国バンバリーにある旧マルシャのファクトリーに送られ、パッケージとして完成する。

 スポーツ規約附記その6によれば、F1チームはモノコック、サバイバルセル、ノーズやマシンリヤといったクラッシャブルストラクチャー、ウイング、フロアなどを自社製作しなければならない。言い換えればそれらを自前で作らなければ、F1チームとして認定されないということだ。

 ハースの場合はダラーラがそれらの製作を請け負っているが、製作に従事する80名の従業員はハースと契約し、チーフデザイナー、ロブ・テイラーの指揮下に入っている。

ハースF1


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース