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F1 ニュース

投稿日: 2018.10.28 13:03

トロロッソ・ホンダF1密着:ハートレーが予選Q2アタックでミスした遠因と決勝への期待

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F1 | トロロッソ・ホンダF1密着:ハートレーが予選Q2アタックでミスした遠因と決勝への期待

 トロロッソ・ホンダにとってのメキシコGP予選は、ドライバーが置かれていた状況によって戦い方が別れた。

 まず、金曜日に未使用の新しいパワーユニットを搭載して走行を行ったピエール・ガスリーは、日曜日のレースは最後尾からのスタートが決定している。

2018年F1第19戦メキシコGP ピエール・ガスリー
2018年F1第19戦メキシコGP ピエール・ガスリー

「ピエールをQ2でタイム計測させないことは決まっていたことので、Q1では新しいハイパーソフトタイヤを3セット使って、3回アタックさせた」(ジョナサン・エドルズ/チーフレースエンジニア)というガスリーは、Q1を13番手で通過。

 Q2では計測ラップを行わず、ハイパーソフトのユーズドタイヤでピットアウトとピットインを繰り返して、予選は15番手で終えた。

 Q2で、もしハイパーソフトの新品を履いて真剣にアタックしてトップ10に入ると、そのハイパーソフトを装着して、最後尾からスタートしなければならなくなるからだ。

 次にブレンドン・ハートレーだ。グリッドペナルティがないハートレーは、予選順位がそのままスタートポジションとなるため、予選はひとつでも上の順位を獲得したい。Q1を10番手で通過したハートレーだったが、Q2では自己ベストを更新できず、14番手に終わった。

 直接的な原因は「ターン12でブレーキをロックさせてしまい、コースをはみ出してしまった」(ハートレー)からだったが、その遠因は「新品のハイパーソフトが1セットしか残っていなくて、Q2では1回しかアタックできず、路面の改善状況がつかみにくい中でアタックしなければならなかった」(ハートレー)からだった。

 なぜ、ハートレーはQ2で新品のハイパーソフトが1セットだけになってしまったのか。それは初日のフリー走行1回目から予選前までのセッションを、すべてハイパーソフトだけ使用していたからだ。

 その理由をハートレーは「レースではハイパーソフト以外のタイヤがメインになるから」と説明した。

■決勝はスーパーソフトとウルトラソフトの使い方がカギに


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