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F1 ニュース

投稿日: 2018.10.30 08:00
更新日: 2018.10.29 21:28

メルセデスF1首脳、ハミルトンのタイトル獲得に興奮もメキシコGPの“完全敗北”に立腹

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F1 | メルセデスF1首脳、ハミルトンのタイトル獲得に興奮もメキシコGPの“完全敗北”に立腹

 F1第19戦メキシコGP決勝レース直後のルイス・ハミルトンによる世界タイトル獲得の祝賀ムードは、メルセデスチーム内では抑えられたものになった。チームとしてはこのレースをシーズン最悪のパフォーマンスと見ているからだ。

 ハミルトンはレースを表彰台圏外の4位でフィニッシュした。彼のタイトル獲得は疑問の余地のないものだが、彼のペースは普段のレベルには遠く及ばないという、複雑な午後となった。

 ハミルトンはそれなりに良いスタートを切ったが、タイヤの摩耗とハンドリングに苦しめられ、レース終盤ではメルセデスW09をクルージングさせるまでに遅れをとることになった。

 メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、週末の結果に対し対照的なふたつ感情が入り混じっていることを認めた。

「タイトル獲得は素晴らしいし、ルイスとチームのためにとても喜んでいる」とウォルフは述べた。

「だが、嬉しくもあり残念でもある。我々のレース内容は非常に悪く、このことを理解する必要がある。それが今、頭の中での多くを占めている。だがチャンピオンシップについては喜ぶべきだろう」

 ウォルフはメルセデスのパフォーマンスの低さに苛立ち、気を取られて、結局無線でハミルトンに祝意のメッセージを伝えることをしなかった。

「私は彼に何も言わなかった。なぜならレースのパフォーマンスについて非常に腹を立てており、自分を再度落ち着かせる必要があったからだ」

 ハミルトンがドライバーズタイトルを制した一方で、ウォルフは引き続きコンストラクターズ選手権の制覇に集中している。メキシコGPでメルセデスはフェラーリに対してコンストラクターズポイントを失っている。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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