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F1 ニュース

投稿日: 2018.11.14 17:29

F1ブラジルGPでのフェルスタッペンとオコンの接触は「両者にとって学びのひとつ」とロス・ブラウン

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F1 | F1ブラジルGPでのフェルスタッペンとオコンの接触は「両者にとって学びのひとつ」とロス・ブラウン

 F1のモータースポーツ担当ディレクターを務めるロス・ブラウンは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンについて、もう5年近くF1の舞台に立ちながら、いまだにドライバーとして自分の感情を抑えることができていないと指摘した。

 ブラウンは、ブラジルGP決勝中のインシデントと、その直後の騒動に関してフェルスタッペンを批判している。

 レース中盤に首位を走っていたフェルスタッペンは、フォース・インディアのエステバン・オコンとの接触で2位に後退。レース終了直後にはFIAの体重計測場でオコンを付き飛ばす小競り合いを起こした。

「オコンとの騒動は嘆かわしいものだった。マックスはパルクフェルメでオコンを小突き、自分の怒りをぶちまけたのだ」と、ブラウンはレース終了後の定例会見で語った。

「胸を張って見せられるような光景ではなかった。気持ちは理解できるものの、当然正当化はできない」

「(フェルスタッペンは)いまだにこうした状況で自分の感情をコントロールできていない。もう一段成長するためには必ず克服すべき課題だ。とはいえ、彼はまだ非常に若いという事実も忘れるべきではない」

「彼の行為は正当化できない。一方であのインシデントの際に、そしてレース終了後に彼が感じたフラストレーションについては理解できる」

「マックスは今回の騒動から学ぶことがあるはずだ。またそれによって科されたペナルティを含む一連の出来事は、ドライバーとしての、そしてひとりの人間としての彼の成長に必ず役立つと私は信じている」

 だがブラウンは、フェルスタッペンをただ全面的に非難したわけではなく、レース中の「パフォーマンスは素晴らしかった」と称賛もしている。

 スタート直後4番手に上がったフェルスタッペンは、さらにキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテル、バルテリ・ボッタスを見事な走りで抜き去り、19周目ではルイス・ハミルトンをもかわしてトップに立った。

「フェラーリの2台とメルセデスの2台をすべて追い抜くなど、そうそう起こることではない。過去10年以上にわたり、ブラジルGPでは3列目以降からスタートして優勝できた者はいない。マックスはあと少しのところまで来ていた」とブラウンは評価する。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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