ケビン・マグヌッセンとフェルナンド・アロンソは今年数えきれないほどのクラッシュを経てきたが、マグヌッセンはF1を去るアロンソに対して、今も最大の敬意を抱いていると語っている。
アロンソは今季、マグヌッセンの防御のドライビングと行動について何度か不満を訴えている。一方のマグヌッセンも応戦し、アロンソのシルバーストンでの不満を、サッカーワールドカップでのネイマールの極端なオーバーリアクションと比較している。
モンツァでふたりの緊張は再度高まり、マグヌッセンは予選でのクラッシュ後にアロンソの敬意のなさを批判し、「彼が引退するのが待ちきれない」と発言している。
37歳のアロンソはアブダビGPでF1を去ることになるが、アロンソが彼のキャリアを通じて達成してきたことに対する敬意は損なわれていないと、マグヌッセンは認めている。
「ドライバーとしてのフェルナンドに対する僕の敬意はとても大きいものだ。彼がグリッド上で最高のドライバーのひとりあることに疑いの余地はない」とマグヌッセンは語った。
「僕たちは激しい戦いや数回の口論をしてきたけれど、ドライバーとしての彼に対する僕の敬意は損なわれていない」
モータースポーツの最高峰におけるアロンソのキャリアは、彼の312回目の出走となるアブダビGPでひとまず終焉を迎える。
しかしながら2度のF1世界チャンピオンであるアロンソは、2019年も活動を続ける。トヨタからWECに参戦するほか、2度目の参戦となる5月のインディ500では、三冠の野望達成に挑むことになる。