27日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで、2019年ピレリF1タイヤのテストがスタートした。全10チームの12人のドライバーが参加するなか、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。
各チームはピレリの2019年型タイヤをテスト、同時に2018年のタイヤも比較のために走らせた。ピレリは2019年のタイヤの名称として、コンパウンド1~5を用いており、コンパウンド1が最も硬いタイヤ、コンパウンド5が最も軟らかいタイヤとなっている。
ベッテルは2018ハイパーソフトで出した1分36秒812でこの日のトップとなった。ベッテルはセッション開始から約3時間後にターン1でスピンし、ウォールにヒット、これによって赤旗が出た。リヤウイングを壊したベッテルだが、午後にコースに復帰、合計67周を走行している。
メルセデスのバルテリ・ボッタスが2位。120周を順調に走りこんだボッタスは、1分37秒231の自己ベストタイムを2019年の“コンパウンド5”でマークした。
3位には、フォース・インディアを走らせたランス・ストロールが続いた。ストロールの加入はまだ正式に発表されてはいないが、チームは2019年タイヤテストの初日午後に彼を起用した。午前には来季レースドライバーとして発表済みのセルジオ・ペレスが走行している。ストロールは56周のなかで2018年ハイパーソフトで1分37秒415をマーク、ペレスは67周を走行し、2019年のコンパウンド5で1分37秒976を記録し、この日の5位となった。