2019年はF1でレースをしないことを表明しているフェルナンド・アロンソ。『引退』という言葉こそ使用していないが、2020年にF1に復帰する可能性は高くはない。そうなれば、このアブダビGPがアロンソのF1ラストレースとなる。
そして、もしアロンソが来年以降、インディ500を制すれば、史上2人目のトリプルクラウンドライバーとなり伝説のドライバーになるだろう。そんなアロンソの最後のF1となったアブダビGPの4日間を写真で綴ってみたい。
▼木曜日
最後のFIA木曜会見――ドライバーが全員そろうまで会見場の外で待つアロンソ。窓の外を見つめ、何を思う。
最後の同席――会見で隣の席に座ったのは、かつての僚友であり、ライバルだったルイス・ハミルトン(メルセデス)。マイクが向けられていないとき、ふたりはなんども肩を寄せ合って内緒話をしていた。
▼金曜
最後のスタート練習――ヤス・マリーナ・サーキットはピットの出口がトンネルになっているため、フリー走行後に本コースのグリッド上でスタート練習を1回のみ行うことが許可されている。金曜日のフリー走行2回目を終了した直後にアロンソが着いたグリッドは4番グリッドだった。
▼土曜
最後のMeet the Team――マクラーレンが長年行なってきた予選後の合同会見の“Meet the Team”。会見が満席なることは珍しくないが、いつも以上にスペイン・メディアが集結。写真に写っているだけでも前方に3人がいる。
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