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F1 ニュース

投稿日: 2018.12.18 13:05
更新日: 2018.12.18 13:42

実力を結果に結びつける難しさを痛感も、2019年に飛躍できるポテンシャルあり【トロロッソ・ホンダF1 2018年総括】

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F1 | 実力を結果に結びつける難しさを痛感も、2019年に飛躍できるポテンシャルあり【トロロッソ・ホンダF1 2018年総括】

 トロロッソ・ホンダの2018年は、2度の中団トップ快走(第2戦バーレーンGP、第12戦ハンガリーGP)というハイライトがあった反面、結果はコンストラクターズランキング9位という残念なものに終わった。

 この結果がマシンパッケージの実力通りのものでないことは確かだが、マシンの速さを結果に結びつけられなかったのはチームとしての実力不足だ。

 各グランプリでのマシンの実力、そしてレース結果がどうであったのかを改めて振り返ってみたい。主に予選での速さで『実力』を、そして決勝で入賞できたのか惨敗かで『結果』を、それぞれ〇△×の3段階評価する。

 『実力』の項目は予選Q3が〇、予選Q2が△、予選Q1が×として、不運やミスなどの例外も加味した。『結果』の項目は、入賞相当が〇、惜敗が△、惨敗が×で、中団トップのバーレーンとハンガリーだけは◎とした。

■第1戦オーストラリアGP:実力× 結果×
予選ドライビングミスでピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーのふたりがQ2を逃す。決勝はガスリーのMGU-H(熱エネルギー回生システム)トラブルとハートレーのフラットスポットで入賞できず。

■第2戦バーレーンGP:実力〇 結果◎
予選・決勝ともにガスリーが中団トップの快走し4位。

■第3戦中国GP:実力× 結果×
風向き変化に弱いマシン特性が露呈、決勝はスワップ失敗で同士討ちも。

■第4戦アゼルバイジャンGP:実力△ 結果△
予選でチームメイト同士が交錯してQ1敗退、決勝は混乱に乗じてハートレーが入賞するがエネルギーマネージメントのセッティング不足が露呈。

■第5戦スペインGP:実力〇 結果×
ハートレーはFP3大クラッシュで最後尾、ガスリーは「レコノサンスで最高の仕上がり」も決勝1周目クラッシュ。

■第6戦モナコGP:実力〇 結果〇
ガスリーはQ3進出、決勝はタイヤマネージメントが良好で中団トップのエステバン・オコンを追い詰め7位。

■第7戦カナダGP:実力△ 結果△
パワーユニット(PU)スペック2投入で好走もガスリーはFP3にトラブルが発生し最後列。ハートレーは決勝1周目リタイア。

■第8戦フランスGP:実力× 結果×
セットアップ妥協点が見いだせず苦戦、決勝はガスリーが1周目リタイア、ハートレー14位。

■第9戦オーストリアGP:実力× 結果△
新型空力パーツ不発、ガスリーは接触でダメージを負ってタイヤがタレてしまい11位、ハートレーはリヤサスペンションのトラブルでリタイア。

■第10戦イギリスGP:実力△ 結果△
FP3でハートレーがフロントサスペンションのトラブルで大クラッシュ。「ストレートで0.9秒失った」というガスリーは、10位でフィニッシュもセルジオ・ペレスと接触でペナルティが科され13位に。

■ダブル入賞が一度もなかったトロロッソ・ホンダ


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