ニコ・ヒュルケンベルグはダニエル・リカルドのルノーF1での存在を「自身の能力を証明するチャンス」と捉えているのだと、チームのエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは述べている。
ヒュルケンベルグはF1において、常に揺るぎなく信頼がおけるドライバーであると評価されてきた。
しかし8シーズンの間に156回のグランプリに出走しているにも関わらず、ヒュルケンベルグは初表彰台までの期間が最も長いという、不名誉な記録を残している。
31歳の彼は2010年にウイリアムズからF1デビューを果たし、2017年にルノーに加入し、ジョリオン・パーマーやカルロス・サインツJr.といったチームメイトを上回る成果をあげ続けてきた。
しかし相手がリカルドとなると、ヒュルケンベルグは幾度もの優勝経験を持つドライバーに対抗することになる。ただしブコウスキーは、ヒュルケンベルグはリカルドとの戦いにおいて制限を受けることはないと話す。
「昨シーズン、カルロスは彼にとって良い後押しになっており、我々はふたりのもたらす相互作用にとても満足していた」
「非常に速くオーバーテイクが得意だという評判を持ち、優勝することで実力を証明してきたダニエルが来ることになり、ニコは自身の能力を証明するチャンスと考えているようだ」
1 2