2018年F1シーズンで好調なスタートを切ったダニエル・リカルドは、メルセデスとフェラーリからのオファーが実現するだろうと信じていた。しかし彼らからのオファーはなく、失望したという。
元レッドブルのドライバーであるリカルドは、2018年シーズン最初の6戦のうち2戦で優勝を飾り、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンと同じ勝利数を分け合った。
2018年はレッドブルとの契約下にあったリカルドだが、2019年は環境を変えることを検討しており、先頭集団におけるライバルチームからのオファーがあることを期待していたという。
「言ってみれば、僕はこれ以上ないほど強力になったと感じていた。ある意味、そのことからより多くのことを期待していたし、その時点では当然と思っていた」とリカルドはSky Sport F1のナタリー・ピンカムとのポッドキャストで語った。
「最初の6戦の後ではなおさらだ。6戦のうち2戦で優勝したから、セブ(ベッテル)とルイスと僕がそれぞれ2勝したことになる。その段階では他の誰も僕たちに近づけなかった」
リカルドは、フェラーリとメルセデスが彼に関心を持たなかったことに不満を感じたかどうかを尋ねられ、以下のように答えた。
「それには、はっきりイエスと答えるよ。結局のところ誰もがそう言うだろうけれど、この先の12カ月ではメルセデスとフェラーリが打ち負かすべき相手だと、今も思っている」
「もしかすると他のチームが勝つレースもあるかもしれないが、勝てたとしても、それはその場限りのものだ」
状況が進展するにしたがって、リカルドはルノーに忠誠心を切り替えた。メルセデスはバルテリ・ボッタスを残留させるという安全策を取り、フェラーリは才能あるシャルル・ルクレールをチームに昇格させることを選んだ。
今ではリカルドは、両チームの選択は完全に正当なものだと考えている。