2019年シーズンに向けて、F1の空力レギュレーションにはいくつかの変更が加えられた。今回は空力パーツやマシン総重量の増加、オイル燃焼に関する規定などについてお届け。
──────────
2)バージボード
左右のバージボードには、高さ制限が加えられた。その結果、全高は12.5cm下がり、形状も複雑な曲面は禁止された。
目的はフロントウィング同様、マシン背後への乱流をできるだけ少なくすることにある。それと同時に、フロントカウルのスポンサーロゴの視認性向上も狙っているようだ。
3)リアビューミラー
2018年シーズン、フェラーリが導入したリアビューミラーが物議を醸したために、改定された規約では空力的な役割付加に厳しい制限が課されることになった。
寸法と形状が細かく規定され、ミラーの取り付けポイントも最大2ヶ所となった一方で、去年のフェラーリやトロロッソが採用したミラー背面から空気を通す手法は、禁止されなかった。
1 2