トロロッソ・ホンダF1チームは、ダニール・クビアトが2018年にフェラーリで開発ドライバーを務めた経験は、彼の役に立ったと考えている。
2014年にトロロッソからF1にデビューしたクビアトは、2015年にレッドブルへと昇格。翌2016年もレッドブルからの参戦となったが、シーズン序盤にミスが相次ぎ、事実上の降格という形で再びトロロッソに戻った。
引き続き2017年もトロロッソから参戦したクビアトだったが、シーズン終了を待たずしてシートを失い、彼の後任にはブレンドン・ハートレーが就任した。
そして2018年はフェラーリの開発ドライバーを務めたクビアトだったが、2019年、彼はもう一度トロロッソでF1をドライブするチャンスを得た。
3月下旬よりトロロッソ・ホンダのテクニカルディレクターに就任するジョディ・エギントンは、「ドライバーが久しぶりに戻ってくるとき、そのドライバーには新しい経験と視点が備わっている」と話した。
「ダニー(クビアトの愛称)にレースから離れていた時間があったいうことは、物事をよく考える時間があったということだ」
「彼はとてもやる気に満ちているし、本当に良い仕事をしている」
クビアトがかつてトロロッソのドライバーであったこともあって、チームは彼のドライビングスタイルをよく理解している。その上でエギントンは、「彼はフェラーリでたくさんシミュレーター作業を行っていたが、それは我々の利益にもなる」と考えている。
「以前チームにいた時にも、彼は申し分ないフィードバックをくれたので、とても役に立っていた」
「彼が以前このチームにいた経験を持っていて、我々にいくつかのことを思い出させてくれて、信頼できるフィードバックをくれることになってよかった」