2019年第2回F1テストが26日にスタート、ドライコンディションのスペイン・バルセロナで、全10チーム13人のドライバーたちが走行を行った。マクラーレンのルーキー、ランド・ノリスがトラブルに見舞われながらもこの日のトップタイムをマークした。
ノリスは午前セッション半ばにハイドロ系のトラブルでコース上でストップ、赤旗の原因となった。午後のセッションで復帰したノリスは、終盤にこの日のトップタイムとなる1分17秒709をC4タイヤで出したが、その後、再びコース上でマシンをとめた。走行時間をロスしたノリスは、周回数は80周にとどまっている。
2番手に続いたのはレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーだった。ガスリーは全ドライバーのなかで最多の136周を走行。長時間にわたりトップに位置していたものの、終盤にノリスに抜かれ2番手に落ちた。しかしトップタイムとの差はわずか0.006秒差、しかも自己ベスト1分17秒715を記録した際に使用していたのは、ノリスよりハード寄りのC3タイヤだった。このタイムは、テスト1でのレッドブルのベストタイムより約1秒速いものだった。
レーシングポイントのランス・ストロールが3番手。ストロールは82周を走行、午後にC5タイヤで1分17秒824をマークした。レーシングポイントは開幕戦で大規模なアップグレードを投入する予定だといわれている。