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F1 ニュース

投稿日: 2019.03.14 17:32
更新日: 2019.03.14 20:23

【F1開幕直前インタビュー】トロロッソ・ホンダでデビューを飾るアルボン「実はまだ、実感があんまりないんだよね(笑)」

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F1 | 【F1開幕直前インタビュー】トロロッソ・ホンダでデビューを飾るアルボン「実はまだ、実感があんまりないんだよね(笑)」

 2019年F1第1戦オーストラリアGPでF1デビューするトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン。2018年にトロロッソへの移籍が決まったときの顛末、そしてオーストラリアGPの意気込みを聞いた。
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──いよいよメルボルンにやって来て、やや緊張してるように見えますよ。
アレクサンダー・アルボン(以下、アルボン):いや、緊張とはちょっと違うかな。ものすごくたくさんの報道陣に対応しなくちゃいけなくて、それに面食らっているだけだよFIA-F2とはあまりに違い過ぎる、別世界だよ。これから慣れていくと思うけど。

──クルマそのものや、レース週末の進め方も全然違いますよね。
アルボン:本当にそう思う。クルマに関しては、冬のテストでずいぶん適応できたと思う。レースの進め方についても、テストで繰り返し練習した。それがどこまで活かせるか、まずは今週末に見てみようと思う。

──ついにF1ドライバーになったんだという実感はありますか?
アルボン:実はまだ、(実感が)あんまりないんだよね(笑)。日曜日にグリッドについて、スタート前にエンジニアと握手する時になれば、そう感じるかもしれないね。

──改めて、トロロッソ・ホンダに抜擢された際のいきさつを話してくれますか。かなり遅いタイミングだったんですよね。
アルボン:そう。もうすでに、フォーミュラEの契約(※ニッサン・e.ダムス)が決まっていて、それをヘルムート(マルコ博士/レッドブル モータースポーツアドバイザー)が何とかしようとしてくれてたのは知ってた。最終的に彼から電話をもらったのは、アブダビGP明けの月曜日だった。その時僕は、ドバイのショッピングセンターにいてね。すぐにドバイからアブダビに飛んで、テスト(18年ピレリF1タイヤのテスト)に立ち合うことができたんだ。

──(2018年のシーズン中盤)F1シートを取れず、フォーミュラEに行くと決まった時にはさすがにがっかりしましたか?
アルボン:F1に行けないことが決まった時は確かに残念だったけど、でもその時にはすでにフォーミュラEに賭けてみようと気持ちを切り替えてたよ。シングルシーターのドライバーにとって、フォーミュラEというカテゴリーは十分にやりがいのあるものだからね。

──でもやっぱりF1が本命だった。
アルボン:それは、そう(笑)。でも1年前の今ごろは、まさかF1ドライバーになっているとは想像もしていなかった。ライバルたちのように自動車メーカーやF1チームの養成ドライバーじゃないし、そうするとF1昇格の可能性は一気に小さくなってしまうからね。

 でもたとえ最終的にF1に行けないとしても、とにかく1戦1戦ベストを尽くそうと決めていた。(トロロッソでの)状況が僕にとって追い風になった部分は確かにあるけど、でもF2で結果を出していなかったら、その風に乗ることもできなかったよね。

■F1第1戦オーストラリアGPはどんなアプローチで臨む?


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