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F1 ニュース

投稿日: 2019.03.18 10:59
更新日: 2019.03.18 11:05

開幕戦3位もこれから。ホンダ山本雅史MS部長「メルセデスの速さは予想以上。まだフェラーリに勝っているとも思っていない」

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F1 | 開幕戦3位もこれから。ホンダ山本雅史MS部長「メルセデスの速さは予想以上。まだフェラーリに勝っているとも思っていない」

 2019年F1シーズンの開幕戦、オーストラリアGPで見事、3位表彰台を獲得したレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペン。ホンダF1としても2015年のF1復帰以来5年目にして初めて、そして2008年のイギリスGP以来となる11年ぶり表彰台獲得となった。メルボルンのアルバートパーク・サーキットでホンダ勢4台の活躍を見守ったホンダのモータースポーツ部山本雅史部長(4/1からはF1マネージングディレクターに就任)の感慨もひとしおだった。

「いや、うれしいです。本当にうれしい。やっぱり表彰台に上ってポディウムの下から眺めるのはうれしいですよね。表彰台に上るのはレースではひとつのターゲット。もちろん真ん中が一番いいですけど復帰して5年目での獲得ですし、マックス(フェルスタッペン)が3位になってくれましたけど、4台、ドライバー4人とも次につながるいいレースができたと思います」

「それにマックスがトップチームのフェラーリを抜いてくれたり、(ルイス)ハミルトンに追いついていくとか、いろいろな形でファンのみなさんの応援にも応えられるようなレースをしてくれたのが、一番うれしいですね」

 レース後、満面の笑みでチームとドライバーを称える山本部長。3位を獲得したレッドブルだけでなく、10位でポイント獲得したダニール・クビアトのトロロッソのパフォーマンスにも手応えを感じたようだ。

「クビアトもさすがに上手い。ちょっと前を抜き損ねちゃったけどポイントを獲得してくれた。レース後に本人とも話をしたけど、『クルマのポテンシャルはすごくいい』と言ってくれた。ルーキーの(アレックス)アルボンもスタートで順位を上げてくれた。そういう意味では4台とも、非常に良いレースだったと思います」

 決勝日は日本から本田技研工業の八郷隆弘社長がサーキットに訪れ、チームとホンダスタッフを激励した。

「八郷社長からは、レースを最後まで見たあとに『開幕戦、いいスタートを切れてよかったね』と。社長はレース後にレッドブルのチームにも寄って、クリスチャン(ホーナー代表)、(ヘルムート)マルコ博士と『次はまたトップを狙って頑張ってください』とも話をしていましたので、非常にいい雰囲気でしたね」と山本部長

 それでも、まだ3位。そして、メルセデス、フェラーリのライバル勢はこれから開発を進め、パフォーマンスを上げてくることは間違いない。

 山本部長も今回の成績はあくまで今回限りのものと見ている。特にアルバートパーク・サーキットは市街地で凹凸が多くバンピーな路面。ブレーキングが難しくドライバーの得手不得手も影響しやすく、予選日を見てもわかるように路面コンディションの変化が激しく変化するため、セットアップの合わせ込みも難しい。

■ホンダ山本雅史MS部長が感じた今年のF1の勢力関係、レッドブルの現在地


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