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F1 ニュース

投稿日: 2019.03.31 20:32

F1 Topic:バーレーンGPで突如速さを発揮したフェラーリにライバル困惑。復活の鍵は冷却系の改善か

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F1 | F1 Topic:バーレーンGPで突如速さを発揮したフェラーリにライバル困惑。復活の鍵は冷却系の改善か

 バーレーンGPで見せたフェラーリのエンジンパワーに、ライバルたちは困惑している。

 予選3番手のルイス・ハミルトンがフェラーリ勢に0.3秒以上の差をつけられたことについて、メルセデスのトト・ウォルフ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者)は、「彼らはストレートでわれわれよりコンマ5秒速かった。それが単にパワーによるものなのか、あるいはダウンフォースによるものなのか、われわれは分析しなければならない」と土曜日の予選後に語った。

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、興味深い発言をした。

「いま分析中ですが、われわれもフェラーリに対して、ストレートでタイムを失っています。ただ、それはワークスのフェラーリだけでなく、フェラーリのパワーユニットを搭載したほかのフェラーリ・ユーザーについても同様です。フェラーリ勢全体とホンダ勢4台を比較しています。ストレートでどれくらい失っているかだけでなく、コーナーではどういう状況なのかを分析して、パッケージとしてどうすべきかをチームと話し合っていこうと思っています」

 田辺TDが指摘するように、今回のバーレーンGP予選ではトップ10のうち5人がフェラーリのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載していた。そのため、バーレーンGPのパドックでは「フェラーリはオーストラリアGPでパワーユニットに何らかの問題を抱えていて、その性能を十分に発揮していなかった」という噂が広がった。

 例えば、オーストラリアGPの決勝レースでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)にオーバーテイクされたとき、ベッテルは明らかにパワー不足だったように見受けられた。というのも、もう1台のレッドブル・ホンダを駆るピエール・ガスリーは、同じホンダPUを搭載するダニール・クビアト(トロロッソ)を抜くことができなかったからだ。

 つまり、フェラーリは、オーストラリアGPのレース序盤以外でエンジンのポテンシャルをフルに発揮していなかったと考えられる。


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