事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ウイリアムズの共同創立者であり、長年にわたって同チームのテクニカル・ディレクターを務めていたパトリック・ヘッドがウイリアムズに復帰した。ヘッドの復帰は、フランク・ウイリアムズと42年前に創設したチームを救うための最後の手段だと、多くの人々が考えている。
F1から引退後8年を経て復帰するヘッドは、名目上は単なるコンサルタントであり、ファクトリーで週に3回仕事をすることになる。
だが彼が昔ながらの実践的なアプローチをとり、チームの悲惨な状況を早急に好転させようとすることは明らかだろう。
ヘッドの最初の任務は、チームの製造部門とプロジェクトとに関するすべての欠点を理解し改善することだ。同時に新テクニカルディレクターを含む重要なポジションで優秀な人材を雇うことが急務だ。もしヘッドの単刀直入で率直なアプローチが効果を表さなければ、現在の経営陣がチームを長く存続させる望みはほとんどなくなってしまうだろう。
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