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F1 ニュース

投稿日: 2019.04.22 13:18

ホンダF1甘口コラム 第3戦中国GP編:2チーム体制となっても問題の早期発見と対応がスムーズに機能。5年目のホンダに死角なし

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F1 | ホンダF1甘口コラム 第3戦中国GP編:2チーム体制となっても問題の早期発見と対応がスムーズに機能。5年目のホンダに死角なし

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブル、トロロッソの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レースごとに、週末のレッドブル、トロロッソのコース内外の活躍を批評します。2019年F1第3戦中国GPを甘口の視点でジャッジ。

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 2019年シーズンが開幕して、3戦目にして初めて、ホンダはパワーユニット(PU/エンジン)にトラブルを発生させた。中国GPの初日のフリー走行1回目を終えて、ピットインしたダニール・クビアトのパワーユニットのセンサーにデータ的な異常が発見されたのだ。

 トラブル自体は決して褒められるものではない。しかし、過去4年間、ホンダが起こしてきたさまざまなトラブルと比較すると、中国GPのトラブルはこれまでとは大きく異なっていた。

 まず、ホンダのスタッフが非常に落ち着いて仕事をしていたことだ。中国GPのフリー走行1回目が終了した後、サーキットではFIAによる金曜会見が開かれていた。その会見にホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが出席していた。田辺TDによれば、「私は記者会見に出ていたので、会見が終わったときにスタッフから『交換することにしました』という連絡を受けました」と言う。

 つまり、パワーユニット交換を最終的に判断したのはトロロッソ側のチーフエンジニアを務める本橋正充だったと考えられる。今年からホンダはトロロッソだけでなく、レッドブルにもパワーユニットを供給するようになり、現場スタッフの数が約2倍に増えた。しかも、その頂点に立つ田辺TDはFIAの会見に出席しなければならない。しかし、ホンダの2チーム体制はしっかりと機能していた。

 それはフリー走行2回目が始まって45分間、クビアトがガレージにとどまることになっても、田辺TDはレッドブルのガレージを離れることがなかったことでもわかる。

■スタッフを大増員し2チーム体制となってもチェック体制は機能


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