レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2019.04.23 13:12

矢継ぎ早に飛ぶ厳しい質問に、「正しい決断だった」と主張を曲げないフェラーリ代表/F1第3戦中国GPレース後会見

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | 矢継ぎ早に飛ぶ厳しい質問に、「正しい決断だった」と主張を曲げないフェラーリ代表/F1第3戦中国GPレース後会見

 ふたりのドライバーとチーム代表を交えたフェラーリのレース後会見が、マッティア・ビノット新代表が就任した今年から復活した。去年までのマウリツィオ・アリバベーネ代表時代は、本人が出席を嫌がっていつのまにか廃止されていたものだ。

 われわれ報道陣にとっては当事者たちのレース直後の肉声が聴けるだけに、もちろんこの措置は大歓迎である。しかしメルセデスに惨敗したF1第3戦中国GPレース後の会見では厳しい質問も矢継ぎ早に飛び、時おり緊迫した雰囲気に。出席した3人には、さぞ居心地の悪いものだったことだろう。

──チームオーダーに関して、あなた自身は納得できていますか。
シャルル・ルクレール(以下、ルクレール):レース後のチームミーティングで、しっかり説明してもらった。あの時の僕は、かなり難しい状況に見舞われていた。

 グリップしないタイヤに手こずっていたし、それはセブ(セバスチャン・ベッテル)も同じだったけれど、それでもまだ彼の方がうまくタイヤを持たせられていた。僕に接近して走り続けたことで、フロントタイヤにダメージが出始めていたとは言っていたけどね。それで、まあ……。

──ベッテルのタイヤもその時点でダメージがあったということですが、ならば11周目まで待たず、もっと早いタイミングで順位を入れ替えるべきだったのでは?

マッティア・ビノット代表(以下、ビノット代表):その判定は、なかなか難しいところでね。逃げるメルセデスに迫るために、一刻の猶予も許されない状況だった。あらゆる可能性を考えた末に、セバスチャンに追撃を託した。結果的にうまくいかなかったが、セブに託した決断自体は正しかったと思っている。

──第2スティントでルクレールがあそこまで待たされた、その理由はなんでしょう?
ビノット代表:タイヤの摩耗状態が正確に把握できるまで、できるだけ長くステイアウトさせるつもりだった。1ストップで、最後まで行かせたかったしね。それがシャルルが順位を回復できるベストの条件のはずだった。しかし結局は、もう一度ピットインさせざるを得なかったわけだが。


関連のニュース