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F1 ニュース

投稿日: 2019.04.27 00:40

F1 Topic:中国GPで起きたクビアト車のPUトラブルは未解決。それでもスペック2のパワーユニットを投入できる理由

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F1 | F1 Topic:中国GPで起きたクビアト車のPUトラブルは未解決。それでもスペック2のパワーユニットを投入できる理由

 ホンダがF1第4戦アゼルバイジャンGPにスペック2のパワーユニット(PU/エンジン)を投入した。2017年にスペック2を投入したのが第5戦スペインGPで、2018年は第7戦カナダGPだったので、かなり早いタイミングと言っていいだろう。その理由を田辺豊治F1テクニカルディレクターは、次のように説明した。

「前戦中国GPでの(ダニール)クビアト選手のPUトラブルを解析した結果、初戦より使用してきたICE(内燃機関)に品質観点での課題を確認しました。したがって、今回のラウンドから4台全車にアップデートしたスペック2のICE投入を決めました」

 トロロッソのダニール・クビアトのスペック1にトラブルが発生したことで、図らずもホンダは今回のスペック2投入を決断したわけだ。

 だが、このスペック2は、スペック1に発生したトラブルを改善したという仕様ではない。じつは、クビアトのICEに発生したトラブルの原因はまだ完全には突き止められていない。では、なぜスペック2を投入したのか。

「スペック2の開発は、スペック1に何かあったときに、できればエンジンを交換するのに合わせて、スペックも上げたいと以前から準備してきました。中国GPではトロロッソにそのような状況が訪れたわけですが、中国GPの時点ではスペック2は間に合っていませんでした。しかし、バクーへパワーユニットを出荷するタイミングとなった先週末(4月19~20日)に4台準備が整ったので入れることにしました」(田辺TD)


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