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F1 ニュース

投稿日: 2019.04.29 10:49

レッドブル・ホンダF1密着:“荒れないアゼルバイジャンGP”で逆転のチャンス到来せず。フェルスタッペンは4位入賞

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F1 | レッドブル・ホンダF1密着:“荒れないアゼルバイジャンGP”で逆転のチャンス到来せず。フェルスタッペンは4位入賞

「なんて退屈なレースだ。アゼルバイジャンGPのレースで一度もセーフティカーが出ないなんて!!」

 これは日曜日の決勝レース後、チームの囲み会見に現れたレッドブル代表を務めるクリスチャン・ホーナーの第一声だった。

 初年度こそ、セーフティカーは出なかったが、2年目の2017年と3回目の昨年はいずれもセーフティカーが出動し、セーフティカー出動率は67%を誇るアゼルバイジャンGP。今週末は、サポートレースでも通算で6回もセーフティカーが出ていたことから、ホーナーでなくとも、レースが荒れることは覚悟していたことだろう。

 だが、今年のF1第4戦アゼルバイジャンGPは荒れなかった。

 ただし、一度だけ、セーフティカーが出動する可能性があった。それは皮肉にもホーナーのチームに所属するピエール・ガスリーが、ドライブシャフト破損によって、エスケープゾーンにマシンを止めてリタイアしたときだった。

 しかし、FIAの判断はセーフティカー(SC)ではなく、バーチャル・セーフティカー(VSC)だった。SCもVSCも似たような状況のように思うかもしれないが、大きく違う。SCは先導するセーフティカーよりもF1マシンのほうがペースが速いため数珠つなぎになるのに対して、セーフティカーがいないVSCは、全車が等間隔で決められた速度でスロー走行するため、マシン間のギャップは変わらない。

 もし、あのタイミングでセーフティカーが出いたら、ホーナーは「ピットインした」と言う。「後ろ(シャルル・ルクレール/フェラーリ)との差が30秒以上あったから、C4タイヤ(ソフト)に履き替えて、逆転優勝を狙っただろう」

 ところが全車が同じペースで走るVSCとなったため、ピットインすれば、ピットロス分だけ前を走るマシンとの差が広がってしまう。そのためレッドブル陣営はピットインを断念した。

■スペインGPではレッドブルがアップデートを投入


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