ルイス・ハミルトンは、今季の予選ペースがメルセデスF1のチームメイトであるバルテリ・ボッタスに対し、平均して劣っている理由を解明したいと考えている。
現チャンピオンのハミルトンは、シーズン開幕戦のオーストラリアGPでポールポジションを獲得したが、第2戦バーレーンGPではフェラーリがフロントロウを独占した。
メルセデスは第3戦中国GP、第4戦アゼルバイジャンGP、第5戦スペインGPの予選で再度優位に立っているが、ここでもボッタスがハミルトンを下している。このことで、ハミルトンは自身とW10から、どうすればより速さを引き出せるかを理解したいと思うようになったという。
「マシンはほぼ同じセッティングになっている。つまり問題は、僕がどうドライビングをしているかということだ」とハミルトンは言う。
「レースでは少し異なるタイヤの使い方をしていて、多くの場合、僕のほうが少しばかりタイヤを長くもたせることができる。現状ではその恩恵を受けていて、それが今でもアドバンテージになっている」
「マシンは間違いなく素晴らしいものなのだが、オーストラリアから全体的に悩まされていて、それ以降同じような問題を抱えているんだ。オーストラリアでの予選は良かったというだけだ。ほんのコンマ1秒差をつけただけだった」
「上手くいっているときは、もっと違う感じになるはずなんだ。バルテリはマシンに上手く順応していて、かなり満足しているようだ」
ハミルトンは土曜午後のパフォーマンスを改善するための答えを探り出すべく、モナコまでの1週間を、ファクトリーでクルーと共に問題を掘り下げながら過ごすという。