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F1 ニュース

投稿日: 2019.05.28 18:04

F1 Topic:モナコGP決勝でトップ争いするなか、トルクモードに苦しんでいたフェルスタッペン

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F1 | F1 Topic:モナコGP決勝でトップ争いするなか、トルクモードに苦しんでいたフェルスタッペン

 今年のF1第6戦モナコGPは、60周以上に渡って、トップのルイス・ハミルトン(メルセデス)と2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)による優勝争いが繰り広げられた。彼らはふたりとも、2つの戦いを演じていた。ひとつはバトルしている相手で、もうひとつは自分との戦いだった。

 2つ目の戦いは、ふたりともピットストップでのミスが原因だった。同時にピットインしたレッドブルとフェラーリはハードコンパウンドを選択したのに対して、メルセデスはミディアムコンパウンドをふたりのドライバーに装着させた。

 レースが再開してしばらくすると、ハミルトンが自分が履いているタイヤが間違ったタイヤだと悟り、無線でピットに何度も不安な胸の内を明かしていた。

「もう、完全にタイヤが終わった。これで勝てたら、奇跡だ……」

 そのハミルトンを追うフェルスタッペンが犯したミスは、トルクモードの設定変更だった。現在のF1はピットアウト時に最速かつ安全に発進できるようスタート用のトルクマップが割り当てられている。ただし、これはピットアウト時にしか必要のないマップなので、レース中、ピットアウトした後はすぐに通常の走行モードのいずれかに変更しなければならないというレギュレーションになっている。

 ところが、フェルスタッペンはピットアウト時にバルテリ・ボッタス(メルセデス)と接触するというアクシデントがあり、その後もボッタスとピットレーン出口まで並走していたため、その設定を変更し忘れてしまった。

■ピットから出てしまうと変更できなくなるトルクモード


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