事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ルノー・スポール・レーシングのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、モナコで非常に大胆な誓約を掲げた。ルノーはフランスGPまでにパワーの面でメルセデスとフェラーリに追いつき、シャシーについてはレッドブルと同等のものに仕上げるというのだ。
パドックの多くの人々は、この誓約は自暴自棄の産物だと考えている。アビテブールはルノー社の上層部から解任の最後通告を受けているため、必死になっている可能性があるのだ。
メルセデスとフェラーリが常にグリッド上で上位につけている一方で、同じくF1チームを運営するルノーは、マクラーレンやハース、アルファロメオ、トロロッソといったカスタマーチームを相手に戦うという、明らかに受け入れがたい状況にあり、そのことが近い将来アビテブールの解任に繋がることになるかもしれない。
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