来年から新しくF1の新会長になるリバティメディアのチェイス・キャリーは、すぐに利益を生み、いくつかの負担を軽減することよりも、将来を見通してF1に投資をすると語った。
リバティメディアは今月初めにF1の運営権獲得に合意し、CVCキャピタルパートナーズに変わって来年初頭からF1の筆頭株主となるが、周囲からはF1の現CEOであるバーニー・エクレストンのように、リバティメディアは利益を得るための投資だと批判を受けている。
CEOの職を継続するバーニーと動くことになるキャリーは、買収のアナウンス後に行われたシンガポールGPに訪れ、リバティメディアはお金のために動いている訳ではないことをアピールした。
「もちろん利益を作ることは重要だ。現実的に私が常に心がけているのは、ビジネスの第一目標は長期的に高い価値を築くことだ。ゴールは1年間で達成するものではなく、3年から5年の歳月を割いて作られるものだと考えている」
「リバティのこれまでの実績を振り返れば、長期的な株主になってきた歴史がある。株主として彼らを支持し、メディアやエンターテイメントの部門で、自分たちのビジネスの仕方を自負している。我々は1年間で利益を得るために”お金を持ってきた”訳ではない。どうやってF1に長期的な価値を見出すかにフォーカスしていきたい」
「そのためには投資に見合った基盤を固めるのにある程度の時間が必要となる。これが我々のプランであり、このプランがF1を次のレベルまで押し上げてくれる糧となってくれると信じている」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています