事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
・・・・・・・・・・
メルセデスがふたつの世界タイトルを独占しそうな勢いの現在、来季のドライバー市場に関する噂が例年よりも早く飛び始めている。ニコ・ヒュルケンベルグは、2020年にピエール・ガスリーの後任としてレッドブルへの移籍が噂されている。
だがヘルムート・マルコが強く否定するよりも前の時点で、この話がヒュルケンベルグとつながりのあるドイツのメディアから出たのは明らかだった。
フェラーリにおけるセバスチャン・ベッテルの処遇も議論の的になっている。評論家たちは、その後に来るのが果たしてフェルナンド・アロンソか、バルテリ・ボッタスか、セルジオ・ペレスか、ケビン・マグヌッセンか、判断できずにおり、あらゆる方面に質問を浴びせているようだ。
個人的には、もしベッテルがフェラーリを離れるとしたら、彼の元チームメイトのひとりが後任になる方へ賭けるだろう。それが誰なのかは、読者の想像にお任せする。
■2020年カレンダーの一枠を争うふたつの国
F1スペインGPの主催者であるRACC(ロイヤル・オートモビル・クラブ・オブ・カタロニア)がスペイン政府に対して、グランプリ開催を継続するためにカタロニア地方を支援してほしいと求めている……
■メルセデスF1がスペック2のパワーユニット投入
メルセデスは、今週末行われるカナダGPで2019年のスペック2となるパワーユニットを投入し、F1パワーユニットで1000馬力超えを果たしたごく限られたエンジンマニュファクチャラーとして、フェラーリの仲間に加わる……