レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2016.09.23 11:50
更新日: 2016.09.23 12:48

【マクラーレン分析後編】ライバルと異なる独特の手法。ホンダに戻りつつある“レース屋魂”

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | 【マクラーレン分析後編】ライバルと異なる独特の手法。ホンダに戻りつつある“レース屋魂”

 マクラーレン・ホンダ、この両者は常に世間からの批判を避けてきた。ちょうど昨シーズン、レッドブルとルノーに批判が降りかかったときのようにだ。 

 今は、隠すような軋轢は生じていない。しかし、マクラーレンがホンダに対し厳しい要求をし続けていることについては、疑いの余地はない。このチームが勝利を収めるまで、その要求は変わりそうにない。ただ、雰囲気は劇的に改善され、その多幸な環境が結果に結びついている。

 ホンダは依然としてエンジンマニュファクチャラーの序列の中では最下位であるが、その改善率は高い。はるか後方からの進歩はそれほど難くはなかったものの、今後はその成長曲線は緩やかになるだろう。ホンダの開発は正しい道に進んでおり、その身を競争力のあるところに置こうとしている。ホンダが失敗から学び、そしてトップに立とうとすることがカギなのだ。

 パドックのある上層部は、ホンダのアプローチがライバルとどのように異なっているか述べた。

「彼らはとてもいい仕事をしてるよ。エンジンの回転数を上げているようだし、デプロイの仕組みも少し違っているようだ」とその人物は語った。「彼らのPUは少し異なった手法をとっているので、かなり興味深いね」

 昨年、ERSのデプロイは大きな弱点だった。しかし今ではバトンが「ホンダのERSはF1で一番」と語るほどに進化した。冬の開発とカナダで投入したターボのアップデートにより、ホンダは回生エネルギー量を倍にするという目標を達成した。これは、ロングストレートで回生エネルギーを使い果たしにくいことを意味する。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース