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F1 ニュース

投稿日: 2019.06.10 17:24
更新日: 2019.06.10 19:07

メルセデスF1代表、予想外のペナルティに驚き。スチュワードには批判殺到も「判定を尊重すべき」

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F1 | メルセデスF1代表、予想外のペナルティに驚き。スチュワードには批判殺到も「判定を尊重すべき」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフは、F1第7戦カナダGPでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に科されたペナルティについて、スチュワードが物議を醸すような判定を下したことに驚いたと語った。

 決勝レースの48周目、ターン3進入時にミスを犯して芝生に出てしまったベッテルは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の進路をさえぎる形でコースに復帰した。そのためハミルトンは、ベッテルを避けるために強くブレーキをかけなければならなかった。

 ベッテルはマシンのポジションをレーシングライン上に戻すのに、他に手の打ちようがなかったかに見えたが、元F1ドライバーのエマニュエル・ピロを含む4名のスチュワードはこの動きが危険であるとみなし、ベッテルに5秒のタイムペナルティを科した。そのためベッテルは、トップでレースを終えたものの優勝を失うこととなった。

 グランドスタンドのファンや、ソーシャルメディア上のファンもこの判定に憤慨したが、ウォルフはスチュワードの判断について、“白か黒かで状況を判断したもの”だったと考えている。

「物議を醸す典型的な判定のひとつだ」とウォルフは『Sky F1』に語った。

「もちろん私はメルセデス寄りの立場にいるが、コースを外れた時には、1台分のスペースを残す必要があるとルールに定められている。彼(ベッテル)は本能的な反応で、『あのポジションを守らなければ』と思ったのだろう。そしてほんの少しやりすぎてしまったのかもしれない」

「私は少し驚いた。というのも、彼らが物議を醸すような判定をするとは思っていなかったからだ。だが明確にレギュレーションの観点から、彼らは白か黒かでルールを解釈したにすぎない」

■スチュワードへの批判殺到も、「判定を尊重すべき」とウォルフ


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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